ここ最近、世間を騒がせている人事課題のひとつにあげられるのが「管理職不足」問題です。その背景には、管理職の過酷な働き方や給与が少ないことを理由に、管理職への昇進を避ける傾向が若年層に広がっている、という論調が多く見受けられます。
しかし、この問題の本質ははたしてそこなのでしょうか?
若年層は、管理職への昇進を望んでいないのでしょうか?
そもそも、管理職は本当に「足りていない」のでしょうか?
「管理職不足」問題を徹底的に掘り下げつつ、どのようにすればこの問題を解決できるかを皆で対話していくことを目指し、イベントを開催しました。
当日は、共催の株式会社内田洋行、株式会社ウチダ人材開発センタ ご提供の内田洋行ユビキタス協創広場 CANVASにて、130名にご参加いただき大盛況となりました。
今回は参加者の皆様に「管理職不足」問題に関する事前アンケートを実施し、回答を会場に張り出しました。会場でのウェルカムタイムの対話のきっかけになりました。
イベントが始まると、主催・共催挨拶に続き、「管理職不足」問題の貴重な取り組み事例として、爆速で成長しているマーケティング支援会社、株式会社オーリーズのCHRO藤井貴志様にご登壇いただきました。
今回のイベントは昨年に引き続き、一方的な講義形式(聞く→聞く→聞く→帰る)ではなく、サッポロビール様にご協賛いただいたアルコール飲料や軽食を共にしながらリラックスして語り、その対話のプロセスから学びを得るスタイル(聞く→考える→対話する→気づく)の<Learning Bar>での実施となりました。
そして、「管理職不足」問題を外部から支援した人材開発・組織開発コンサルタントとして、株式会社ワークプレイス・ラーニングの杉江美樹様、株式会社カレッジの紀藤康行様、株式会社UnleashUの秋山詩乃様にもご登壇いただき、人材開発と組織開発の内部支援者と外部支援者がいかなるタッグを組めば、成果の高い施策を実行できるのかをディスカッションしました。
ラップアップでは、管理職になった76%が管理職になって良かったと感じており、管理職は決して罰ゲームではない。「キラキラ」しているわけではないが、「希望」もある。管理職というこんがらがったスパゲティをほぐすには、基礎・基本に立ち返って地道に課題解決していくしかない。という話になりました。
共催・協賛企業の皆様、学生スタッフの皆様、参加者の皆様のご協力のおかげで、参加者がお土産を手に笑顔で帰る姿が印象的なMALLらしい場にすることができました。次回のイベントにもご期待ください!