副業・複業の実質解禁から約5年が経ち、社員の副業・複業を認める企業は5割を超えましたが、実際に副業・複業を実施している社員は1割未満というデータも出ています。企業の「従業員エンゲージメントを高めたい」「社員にスキルアップして欲しい」という思いと、副業・複業者の「収入を増やしたい」「1つの仕事だけでは生活ができない」という理由にはギャップがあるようにも感じます。そこで、パラレルワークの実践者、副業制度を設計する企業人事、双方の事例を聞き、対話を通じて自身にとってのパラレルワークの意義を考えるイベントを開催しました。
当日は、株式会社ベネフィット・ワンご提供の会場にて、45名にご参加いただき大盛況となりました。①パラレルワークのススメ(株式会社 LX DESIGN 竹中紳治氏)、②副業制度リニューアルの事例(サイボウズ株式会社 髙木一史氏)として、実践者サイドと企業サイド、それぞれの立場から見たパラレルワークのメリットやデメリット、実践のポイントをお話いただきました。
実践者の事例からは、「副業実践者のいるコミュニティに参加してみる」「Canから小さく初めてWillで広がる」「やることと同時にやめることも決める」等のポイント、企業人事の事例からは「副業という漠然としたモノではなく1つ1つを確認する」「実践者は曖昧な部分をしっかり説明する説明責任を果たす」「疑問に思ったことすぐに聞ける仕組みを作る」といったポイントをお話いただきました。
パラレルワークという関心を持って集まった参加者同士だったこともあり、対話も盛り上がり、終了後も30分以上 会場でカジュアルな対話が続くMALLらしい場になりました。パラレルワークというテーマで、次はワークショップを企画していこうと思っています。ご興味がある方はお楽しみに!